祝!高校合格おめでとう!
こんにちは One Bridge アカデミー です。
埼玉県の公立入試が終わりました。
本年度の入試はいかがでしたでしょうか。
合格できた人も、残念ながら不合格に終わった人も、受験を振り返ればいろいろな思いがあるでしょうが、ひとまず一区切りですね。
お疲れ様でした。
さて、One Bridge アカデミーにも3名の高校受験生がおりまして、無事に全員が志望校に合格することができました。
今年は全員私立高校志望でしたので、1月下旬に当塾の高校入試は終わっていました。
これだけ早い時期にすべての受験生が入学校を決めるという経験はありませんでしたので、いい意味で拍子抜けというか、あっけにとられた不思議な感覚になりました。
今年の中3生は全員、第一志望校への思い入れが強かったですね。
みなが"ここしかない"という学校を選び、その上で合格を勝ち取れました。
3名の受験生の進学先は...入塾順に
○生徒A君 慶應義塾志木高校
○生徒Bさん 昌平高校(IBコース)
○生徒Cさん 日本大学第一高校
以上のようになります。
本当によく頑張りましたね。
みんな志望校を選ぶ前から頑張っていましたが、志望校が決まってからは特に志望校合格に向けて必要なことをやりきった、という感じでした。
ただ、正直なところ全員ギリギリの勝負でした(笑)
余裕をもって合格した生徒は一人もいなかったかと思います。
ですがギリギリの勝負になったという点は決して悪いことではありません。
それだけ高いハードルを自分の受験に設けたということですから。
人生最初の大勝負である高校受験で得られた経験は、きっと将来生徒たちにとって大きな財産になります。
しかも成功体験ですから尚更そうでしょう。
全体的な振り返りはここまでにしまして、ここからは個別に受験を振り返ります。
まず、生徒Bさんについてです。
2年生の夏明けから当塾でお預かりしている生徒です。
この子はもともと大学進学を考えていませんでしたが、当塾で学び始めてから大学進学を考えるようになりました。
思いの外進路に影響を与えてしまった(?)なと思います。
そもそも中学校2年生ぐらいだと真剣に進路について考える機会はありませんから、"なんとなく専門"と考えていたのでしょう。
ところが、そんな彼女が進路について大胆な選択をしました。
彼女は中3の夏頃から、
「英語をもっと使いたい」
「座学だけでなく、レポートや発表をやりたい」
という考えからIB(国際バカロレア)に関心を持ち、IB認定校である昌平高校のIBコースを志望するようになりました。
すごいですよね。
英語に苦手意識のある私からすれば、苦手な英語を重視する環境に身を置きたいとは思いませんから。
そう思うのは私だけではないですよね?
彼女も英語は得意ではないはずです。
それでも、自身の苦手から目を背けず、それを武器としようと考えたことがすごいなと思います。
成績以上に、この向上心こそが彼女の受験における最大の収穫なのではないでしょうか。
通知表は入塾時から
五教科:18 九教科:37
↓
五教科:23 九教科:42
と、最終的に五教科・九教科ともに5上げることができました。
彼女の受験勉強の中心は定期試験の勉強でした。
というのも彼女の志望校は、推薦入試を受けるための基準として単願の場合は"5教科の評定で22(もしくは9教科で40)"を要求しているからです。
その基準をクリアすることが受験上極めて重要な意味を持ちますので、ひたすら定期試験の勉強にうちこんだわけです。
そして見事に達成し、合格を勝ち取ることができました。
次にCさんです。
Cさんは2021年度の末、3月からお預かりしている生徒です。
彼女は元々別の塾に通っていて、それから転塾してきたのですが、最初は当塾の勉強量や強度に面食らって適応するのに苦労していたと思います。
ほぼ中3から、ということになると中1~中2の間に自身の中に確立した勉強の流儀がありますから、それを変えるのに苦労するのは当然です。
強固な自分のある子でしたから、余計に大変だったのではないでしょうか。
しかしそれでも、文句は言いながらも、ずっと頑張ってくれていました。
彼女は色々なことに興味関心のある生徒で、高校生活をできるだけ充実させたいと考えていました。
であれば校則や宿題などの拘束力の強い学校は避けなければなりません。
一方で将来の夢については明確で、その目標を叶える上で極力有利な高校を選択する必要もありました。
そこで彼女は、企業への大学毎の採用人数などを調べ、それを元に日大一高を選択しました。
同高校を志望するきっかけこそ同高校に通う周囲の人の意見でしたが、それだけに依らず、志望校選択を将来の夢に適う選択とするために、自分で自分の選択を確かなものへとしようとしました。
この子がここまでやるのかと感嘆させられましたね。
我々が「なんで日大一高にしたの?」と聞いたときもスラスラと答えていて印象的でした。
受験は人を成長させますね!
彼女も私立高校志望ですから、日大一高の推薦入試を受けるための要件をクリアすることが受験上極めて重要な意味を持ちます。
ですから、彼女も定期試験の勉強に多くの勉強時間を割きました。
その結果、最後に要求ラインに達することに成功したのです。
見事です。
持ち前の明るさに、新たに身につけた根性と計画性、それらをいかんなく発揮して、どんな困難も乗り越えていってほしいです。
目標、叶えられるといいですね!
BさんとCさん、2人ともすべてが上手に運べたわけではありません。
前述したような勉強をしたことで生じた弊害もありました。
それは学校の定期試験に主眼を置くあまり、北辰テストの対策が疎かになったことです。
もちろん入塾時よりも偏差値的には上がっています。
しかし、それでも志望校の判定はDやCが多かったのもまた事実です。
このことに対する不安や、やるせなさも感じたでしょう。
しかしそれでも学校の評定を上げることに集中するという方針を疑わず、最後までついてきてくれました。
そして結果として、自身の偏差値よりも上の偏差値の高校に合格することができました。
彼女達の受験は、選択と集中、そして何よりもひたむきな努力が実を結んだ好例だと思います。
とにかく高校受験お疲れ様でした。
最後にA君です。
A君は当塾の古株で、中1から中3までフルに携わることのできた生徒です。
次の記事では彼にフォーカスした振り返りをしたいと思います。
それでは失礼します。
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