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渡邉

国語の勉強の仕方_第三回

更新日:2022年5月28日

引き続き、北辰テストなどの模試・入試の点数の上げ方についてです。

前回の記事で数多くの文章を読み、問題を解くことがコツであるとお伝えしました。

今回は何故数多くの文章を読むこと、問題を解くことが効果的な勉強法であるか、その①です。

 

模試や入試だけでなく、国語の教科書等で皆さんが読んできたような文章は、非常に完成度の高い文章です。

この場合の完成度とは、「面白い」とか「タメになる」という意味ではありません。

「文章ってこう書くと分かりやすい、筆者の主張が伝わりやすい」

「適度に読者の想像を喚起し、その想像の根拠が明示されている」

という意味です。言わば、お手本となるような文章ということです。

そのような文章はお手本であるだけに、書き方にいくつかのパターンが存在します。

多くのお手本の文章を読むことで、そのパターンを掴めていくことができるのです。

パターンを掴めると、

「最初にこうきたか、じゃあ続きはこんな感じのことが書かれるんだろうな~」

想定しながら読むことが可能になります。その

ような想定の下で文章を読むか、全く話の展開を想定せずに読むかでは、読解に大きな差が出ます。

想定通りの話の展開であった場合、ポイントとなる部分が明確に分かり、また問題を解く上でも、文章全体からどの部分を集中的に探すか簡単に分かります。

想定と違う展開であったとしても、自分の想定していた展開と対比させる形で文章を読むことが可能となり、文章の要旨を掴みやすくなります。

何も展開を考えずに読むと、全てが新鮮に感じる文章となってしまって、話の強弱を読み取りにくくなってしまいます。

身近な例ですと、友人と話している時に「オチが読めた」と言ったり言われたりしたことはないでしょうか。これと少し似ています。

 

長くなりましたので、今回はこれで終了です。

数多くの文章を読む→文章の展開パターンが掴める→読解力アップ

という話でした。

次回も、文章を沢山読めば何で国語ができるようになるの?という内容です。

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