2018年第6回北辰_社会①
更新日:2022年5月28日
前回の北辰テストの社会(地理)の解説をします。
大問1
主に世界地理が問われる大問です。今回の難易度は普通~やや難です。
問1
大陸か海洋が問われる問題は絶対に落としてはいけません。すぐ暗記できます。
特にインド洋とオーストラリア大陸がよく出るイメージです。
問2
少し珍しい問題です。緯度経度について問われることは多いですが、白夜に関する問いはあまりありません。緯度は赤道付近が0度で、北にも南にもいくにつれて緯度は高くなっていきます。
問3
世界の気候の定番問題です。まず南半球・北半球の判断からしましょう。今回はこれで3択ですが、運がよければ2択になることもあります。それぞれの地域に対するイメージがこういった問題では大切です。カイロはエジプトなんで砂漠です。暑いものは排除しましょう。あとはア・ウですが、モスクワはロシアなんで超寒いです。息が凍るレベルです。よって寒くない方を選べば正解です。
問4
グラフ系の問題は背景となる知識があれば簡単ですが、無い場合はグラフの違いをそのまま書けば△はもらえます。気温と降水量のグラフですので、それぞれ書いてあげましょう。答え方のルールとして、
極端に言いすぎな言葉を使わないこと(全く、必ず、圧倒的になど)
多い・低い、などではなく高い・低いで答えた方が良い(場合が多い)
を守りましょう。②は国語力によります。形容の仕方が分からなければ、高い・低いで答えることが無難です。
問5
これもあまり頻度の高くない問題からの出題です。
国際組織名を答えさせる問題は公民からの出題が多いですが、EU等は地理でもよく見ます。地理の復習をしている人でないと今回のOPECは難しかったかと思います。
問6
毎度おなじみのグラフ正誤問題です。この問題は数学が多少必要です。
ただ今回は多くの中学生が苦手とする割合の計算が無いのでまだ楽だと思います。
解き方としては、まず計算の必要ないグラフだけを見て消せるものを消します。
今回ですと、ア・オを消して、イを選びます。
あとはウ・エから選ぶだけですが.....
ここで1つ覚えておいて欲しい裏ルール?があります。
全て選びなさい系の問題の正解は大体2つ
自信があるときは3つ選んでも良い
これです。
ただ、これはあくまでも傾向であって、絶対にそうというわけではありません!
ただ、正解が1つor4つ以上の回は見たことがないです。
×をもらったとしても苦情は受け付けませんので、あらかじめご了承下さい。
さて話を戻して計算ですが、楽なのはウです。オーストラリアの数字を20倍してアメリカと比較するだけです。計算系は楽に計算できるものから計算します。
ちなみにこの時点でウは違うと分かり、さらにさっきの裏ルールにあてはめると答えは2つの可能性が高いので、計算せずともエを選べますね。計算に自信がない人はそれで終わりでいいです。時間が余っている人は計算でエが正しいことを確認しましょう。
ただこの問題であれば、
中国の国内総生産の額が大きいのは世界最大の人口(13億人以上)を抱えているためで
急成長をしているとはいえ、一人当たりの生産額はまだ小さい
という背景を知っていれば計算せずとも答えられましたね。
流行語にもなった「爆買い」は、裕福な中国の人々に(現状は)限った話です。
大問2
主に日本地理に関する大問です。今回の難易度は普通です。
問1
栽培漁業と養殖漁業の違いをおさえておきましょう。
栽培は卵・稚魚の間のみ育ててから、一度自然界に放ちます。
養殖は大人になるまで育て上げます。放ちません。今回の説明文ではこちらです。
問2
この問題は難しかったと思います。
促成栽培・抑制栽培の問題はよく出題されますので重要ですが、今回はそれの亜種です。
菊は光を当てることで開花が遅れるという知識を持っていないと厳しいでしょう。正解しなければならない問題ではありません。
問3
四大公害は公民でも出ます。必ず覚えましょう。
問4
産地から都道府県を選ぶ定番問題です。
それぞれの都道府県のイメージを持つことが大切です。ただし、大体1つは簡単に産地の分かる問題があります。今回で言えばコメです。コメと言えば新潟・秋田が有名ですね。これさえ知っていればアを選んで終わりですので今回は簡単です。
畜産の盛んな宮崎県で選んでも良いですが、その場合はエも考える必要があります。
問5
地形図の問題はさっきの全てを選びなさい問題の中でも3つ正解の多い問題です。
簡単に2つ選んで終わりにしないように注意して下さい。
以上です。長くなったので歴史は次回です。