社会の勉強の仕方_①
更新日:2022年5月28日
今回の記事は、中学生向けの記事です。
もうすぐ12月ですね。中学生はそろそろ受験に向けたラストスパートをはじめる時期ではないでしょうか。そこで今回は、最後のひと伸びを求める中学3年生に向けた、社会の勉強法についてです。
まず最初に申し上げたいのは、受験まで残り約3か月の今、何を勉強するのかということです。
多くの公立高校入試は1科目100点、計500点満点での戦いです。科目の偏りがないならば、点数を伸ばせる科目の勉強をした方が有利であることは間違いありません。
その科目が理科・社会です。もちろん他の科目も勉強量に応じて点数が上がるはずですが、理科・社会は勉強時間に対する得点向上の効率が主要三科よりも高いです。
つまり最後の追い込みをかけるならば理科・社会に多くの時間を割くべきです。特に社会は単純暗記で得点できる割合が高い科目ですから、今から本気になって勉強すれば100点を取ることも十分可能です。
というわけで、これからどうやって社会の勉強をしていくべきか、簡単に書いていきたいと思います。今日は地理です。
~地理~
入試社会は地理・歴史・公民・融合問題と大問ごとに分かれています。
地理はその中で最も勉強効率によって得点が左右されやすい分野です。教科書やワークで最初から暗記しなおすことは大切ですが、地理でそれをやるのは勧めません。何が何でも100点を取るんだという人は別ですが、そこまで完璧を求めない多くの人はそのような勉強法は止めましょう。というのも地理で細かい内容を問われることが非常に少ないからです。学校の定期試験のように細かい用語などを覚えても、入試では点数に直結しにくいです。
ではどうすれば良いかというと、ひたすらに北辰・入試の過去問演習を繰り返すことです。
地理は出題される問題が決まっています。パターン問題ばかりです。数年分の過去問を演習するだけでも、それに気付けると思います。良く出る問題をおさえることで、地理分野は難しめな1,2問以外の問題を正解できますので、まずはそのレベルに達しましょう。
注意すべきこととして、ただ過去問を解いて丸付けをして次へ次へと進んでも意味はないです。正解しても確実に分かってはいなかったところ、間違えたところは、当該箇所を必ず教科書や参考書で勉強してから先に進むようにして下さい。
パターン問題が多いと言っても、例えば日本国内の雨温図の問題で、ある年で日本海側の気候が出題されていたとしても、別の年では中央高地の気候が出題されるかもしれません。あくまでも日本国内の雨温図が良く出るパターンなだけで、その中の日本海側を問うことがパターンというわけではないということです。出題される単元がパターンというレベルですので、ただ問題を解くだけの勉強をしてはいけません。ちゃんと調べて周辺知識を勉強しましょう。
以上です。自分にとって合う勉強法と合わない勉強法はあると思いますが、特にこだわりが無い人は実践してみて下さい。
次回は歴史・公民です。