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  • Takafumi Mita

海外ドラマの気になるセリフ②

更新日:2022年5月28日

こんにちはOne Bridge アカデミーです。

高校生の皆さんのテストも終わっている学校も出てきていよいよ今年も終わりが近づいてきました。

中学生の皆さんもテスト返却が行われ、危機感を感じ始めている生徒・勉強の成果が出て満足している生徒など様々ですね。

冬休みは短いようですが、この一年の復習を行っていく上では大変有効な期間だと思います。是非とも今年の復習を行いたい、受験に向けて勉強をスタートしたいという方は当塾の冬期講習にお越しください!!

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今日も海外ドラマのセリフで気になったセリフを紹介します

今日のセリフは「ゲーム・オブ・スローンズ」のシーズン1において王妃サーセイ・ラニスターが言った

"When you play the game of thrones, you win or you die."

です。

このgame of thrones とは玉座(王の座)を争う戦いの事を指しており、このセリフは「王の座を争う戦いに参加すると、勝つか死ぬかのどちらかよ(=負けたら死ぬよ)。」という意味で使われています。

 

この中にも英語的な感覚が入っているのでまずは文法から考えてみましょう。

今回のテーマは「現在形」という動詞の時制です。

時制とは何なのかというのは実はとても難しく、正確に答えられる生徒は出会ったことがありません。実はこの時制には二つの使い方があり、その二つがミックスされることによって多くの受験生たちは混乱してしまうのですね。

その二つの意味とは

時制の意味①:動詞が起こった時の情報

時制の意味②:動詞の形

です。そのため動詞が起こったときで時制を考えている人は現在の時制なのに未来のことを言っているという事に混乱してしまいます。そのため今回は動詞の形としての現在形に注目して考えていきましょう。

よく文法書に乗っている現在形の用法は以下の5つです

状態動詞の現在形を使って現在の状態を表す

例:I live in Tokyo.

動作動詞の現在形を使って動作の反復・習慣を表す

例:I go to school every day.

常に変わらないもの(物理法則・天体法則・数学の法則など):不変の真理

例:The sun rises from the east.

確定している未来(特に時刻表で決まっているバス・電車・飛行機などの発着往来)

例:The bus leaves at 10.

副詞節の中で未来を表す時はwill やbe going to を使わずに現在形を使う

例:If you study English more, you will pass the test.

こうした文法事項の細かい用法は覚えれば強いですが・ここまで細かい英語の文法をすべて覚えようとすると膨大な労力が必要となってしまいます。そのため私自身がなるほどと思ったのは

現在形=過去+現在+未来で起こることを表すという考えです。

①の用法であれば「私は東京に住んでいます」という意味ですがこれは今だけでなく、昔も住んでいたし、今も住んでいるし、将来も住むというニュアンスが含まれます。

②の用法であれば「私は毎日学校に行きます」という意味でこれも、昨日も今日も明日も行くというニュアンスです。

③の用法は「太陽は東から登る」という意味でこれは太陽が過去も今も未来も東から登るという意味

④の用法も「バスは10時に出発します」という意味ですがこの場合は昨日も10時に出発し、今日も10時に出発し、明日も10時に出発しますというニュアンスです。

⑤の用法は「もし英語の勉強をもっとすれば、あなたはテストに合格するでしょう」という意味でこのstudyの現在形だけは少しだけ上の①~④とは意味合いが違うのでこの用法はひとまず覚えましょう(笑)

こうしてみると現在形の用法はぐっとつかみやすくなったと思います。しかし実際はこれをつかむだけでは大学入試ではあまり意味がなく、現在形を使わない時と比較しての使い分けができないとなかなか点数にはつながらないですが、その話は長くなるのでまたの機会にしたいと思います。

 

ということで今回のセリフ

"When you play the game of thrones,

のplayはwhenという副詞節の中に入っているので、未来のことを表現していますが、現在形を使っています「あなたが王の座をかけた戦いに参加すると」

you win or you die."

先ほどの解説から考えるなら「あなたは過去も勝つか・死ぬか、今も勝つか・死ぬか、将来も勝つか死ぬか」という意味になります。

このセリフによって、どの時代においても王の座を求めた争いに参加すると勝つか死ぬかのどちらか=「大変な争いだぞ」という意味もありますが、このセリフの中には過去に何人もの人が死んできたというニュアンスも含まれています。

英語を勉強することでセリフの中に含まれている細かいニュアンスを受け取ることができますが、実際のドラマを見る時にはそんな必要はありません。場面や登場人物の表情で何をニュアンスとして伝えたいかは分かるからです。

ただ名作と言われるドラマや映画ほどこうしたセリフから醸し出される内容が考えれば考えるほどしっくりと来るので、英語を勉強してこうしたニュアンスが分かるようになると映画やドラマがより楽しめると思います。

最後になりましたが、「ゲーム・オブ・スローンズ」は様々な海外ドラマのランキングにおいて1位にランクインする超大ヒットドラマで、とても面白いです!!!ファンタジーSFのジャンルで竜などが出てきますが、子供っぽいところは一切なく重厚なドラマとなっています。暴力的なシーンもあるのでそう言ったものが苦手な人以外にはとてもおすすめです!!!ぜひご覧ください。

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