レーダーと省略語
更新日:2022年5月23日
こんにちはOne Bridge アカデミーです。
本日から冬期講習がスタートしました。まだまだ座席数に空きがございますので、途中参加・第2タームから参加ご希望の方もお待ちしております。
入試に向けて個別指導をご希望の方も是非ご検討ください。
本日はニュースで韓国軍が自衛隊の戦闘機に向けてレーダーを照射するというニュースを見ていて、思い出したことがあるのでそのことについて書いていきたいと思います。
実はレーダーって省略語だという事を知っていましたか?
レーダーは英語で書くとRadarと書きます。
このRadarは
Radio Detecting and Ranging( 電波探知測距 )という言葉から来ています。もうすっかりレーダーはレーダーとして日本では扱われていてこれが省略語であることは知られていません。
レーダーのように省略語であることに気づかれていない単語は少ないですが、英語の省略語から来ているのに、もとの意味を知らずに日本で使われている言葉はたくさんあります。今回はそうしたものの中からいくつか紹介したいと思います。
BGM back ground music
よく「BGMで流れてる」などという使い方をするBGMも背景音楽という言葉から来ています
GPS global positioning system
自動車のカーナビやスマホに入っているGPSも衛星測位システムの略で宇宙にある衛星から場所を測定しているという事を表しています。
PTA parent-teacher association
学校のPTAは保護者と先生の集団という意味があります。
VIP very important person
よくクラブやホテルで使われるVIPルームやコンサートのVIP席のVIPは超重要人物の略です。そのままですね(笑)
MVP most valuable player
スポーツで一番活躍した人に贈られるMVPという称号は最も価値のあった選手という言葉の略です
ATM automated teller machine
ちなみにお金をおろすATMも現金自動預け払い機の訳です。たまにこの現金自動預け払い機ということばを目にしたり耳にしたりすることはありますが、使うことはないですね。
こうした省略語に目を向けることは意味がないようで実は意味があります。例えば中学校の社会や高校で政治経済を学ぶときに出てくるWHOやWTOは省略された言葉の頭文字をとった言葉です。それらのもともとの形を覚えることで覚えやすくなることも多くなるはずです。
また、こうした省略語の意味が分からないことは、本当の意味を知らなくても言葉は使えるという事を体現しています。英語の勉強をしていると、分からない単語はすぐに辞書で調べて済ませる人が多くいます。そのまま辞書で調べたことを100%覚えられるのであればそれでいいのですが、そんな人はいません。実は単語の意味が完璧に分からなくても文章として意味が理解できることを目指すことも可能です。そうした英語の読み方を目指すのもよいのではないでしょうか?そのためには長文を読む際に、何も調べないで文章を読み進め、こういうことを言っているんじゃないかという事を類推していくことが英語の勉強が有効だと思います。それが得意になってくれば語彙数を増やさなくても読める長文のレパートリーが大幅に増えていきます。特に大学以降も英語の勉強をしたいと思う人にとってこのスキルは必須だと思います。
ただこうした読み方をするためにも基礎的な英単語が分からないとできないので英単語を勉強しなくてもいいよというわけではありません。こうした英語の読み方は文法を含めた英語の基礎が確立できて初めて習得することができます。
当塾では全年齢を対象にそうした英語の基礎を個別指導で教えることも可能なので、興味を持たれた方は是非ともお問い合わせください。
もちろん中学受験・高校受験・大学受験に向けた指導も行っていますのでそちらもお待ちしております。