中学受験の光と闇_その1
更新日:2022年5月23日
こんにちはOne Bridge アカデミーです。
今日は埼玉県の中学受験解禁日です。
中学入試では各都道府県ごとに入試解禁日を設定していることがあり、2019年の埼玉近郊では
埼玉県 1月10日
千葉県 1月20日
東京・神奈川 2月1日
となっております。茨城県では既に始まっています。
これから約1ヶ月間、熾烈な戦いが続きます。
さて、これから何回かに分けて中学受験についての内容を記したいと思います。
中学受験の細かい情報については大手の中学受験専門の塾のHPで詳しく掲載されていますので、正確で詳細な情報というよりも大まかなイメージを持っていただくための内容となります。
執筆している私を含めて当塾の講師は中学受験を経験しておりますので、当たり障りの無い内容ではなく、主観的な現実をお伝えしたいと思います。
今回は全体的な概略です。
1,中学受験とは
中学受験は、各都道府県にある私立・国公立の中学校に入学するための入学者選抜試験です。同世代のほぼ全ての人が臨む高校受験とは異なり、同世代の一部の人のみを受験者の母体とする点で高校受験よりも大学受験に近いです。
選抜試験を課す多くの中学校は、中高一貫校です。中学校に入学することが出来れば、高校受験をせずに系列の高校に入学することができます。また、一部中学は大学まであがれる学校もあります。ただし例外はあり、高校や大学に入学するために試験を課したり、一定の成績に達していなければエスカレーター式に入学できないという学校もあります。
試験内容は概ね学力試験ですが、運動能力試験を課す学校もあります。
2,誰が受けるのか
受験者は全国の小学6年生ですが、全国とは言っても地域によって偏りが激しいです。
全国平均では同世代の約8%ですが、例えば東京都内では約25%で、さらに特定地域の小学校ではクラスの大半が受験するという小学校もあります。埼玉県は約5%で、私立学校の多い首都圏にありながら中学受験熱は低い地域であると言えます。ただし受験者の割合は概ね増加傾向にあります。今年の埼玉県の受験者は約3万8千人で、去年よりも1900人増加しております。
受験者について重要なことは、中学受験者の大部分は、各小学校における学力的にトップクラスにある者達で構成されているということです。もちろん全員が全員というわけではありませんが、一つの分かりやすい目安としてクラスで一番二番にいる子が受験すると言われたりしています。
今回はここで終わりです。
次回からより詳しく説明していきたいと思います。