中学受験の光と闇_その9

2019/02/09

こんにちはOne Bridge アカデミーです。

引き続き中学受験についてです。

 

その1はコチラから

前回の記事はコチラから

 

その4~その8まで、世間で言われている中高一貫校に通う利点を説明してきました。

今回は軽くそれらをまとめて、私の考えとしての利点を述べたいと思います。

 

 

 

~まとめ~

 

◎まず6年間を一つの単位とする一貫教育についてです。これについては宣伝文句ほどには実体を伴っていないと思います。校是のようなものだと思います。

 

◎カリキュラムについては中高一貫校が受験上優位であると言えます。ただし授業についていくことができるということが前提です。日々の勉強を怠らず、体系化された学習カリキュラムを享受できるならば利点となります。

 

◎授業の質については学校によります。とりわけ中高一貫校が公立中高と比較して高いとは言い切れず、なにより授業の質に過度な期待は禁物です。授業の質がある程度学力に影響することは否定できませんが、それよりも本人がどう学ぶかの方が、遥かに学力の高低に影響を及ぼします。

 

◎進学については概して中学受験をした時の水準を基本として上下するので、中高一貫校が優位です。しかし合格実績は他人の実績であって、自分の将来を予定するものでは無いということに留意する必要があります。

 

◎受験時期や受験回数については、受験する本人の性格やご家庭の考え方に大きく依存しますので一概にどちらが優位であるとは言えません。進路について全く未知の状態から、ある程度の方向性と水準をご家庭が能動的に与えられるという意味において、中学受験の利点とする人が多いかもしれません。

 

 

 

以上が中高一貫校に通うこと利点をまとめたものになります。

要するに、「受験を終えた後にサボらなければ大学受験が有利」といった具合です。

 

 

以下は経験からくる個人的な考えです。

 

その1で述べたように、私は中高一貫校を卒業しております。

自らの通学経験と、中高一貫校生を指導してきた経験から思うことを述べます。

 

私は中学入学後、遊び惚けて追試や赤点まみれでした。中学時代はほとんど勉強をしなかったと思います。しかし学年が上がるにつれて周囲の友人たちが勉強を始めました。私だけが勉強せずにこのままでいいのか、という思いから私自身も定期試験の前だけは勉強するようになりました。さらに学年が上がると、本格的に受験勉強をスタートする人が増え、名の知れた大学に行くことが当たり前だというムードができてきました。ここでも私はそのムードに急かされて受験勉強をスタートしました。今から思うと何と主体性の無い人間かと恥ずかしく思いますが、日々勉強をすることが当たり前という環境であったからこそ何とか大学受験を乗り越えられたのだと思います。

 

私が考える中高一貫校の最大の利点は環境です。人は自分の周り5人の平均であるといいます。周囲に合わせて変化するということだと思います。高い目標をもつ人々が周りにいると、自分自身もそれに合わせて高い目標を持つ。周りが努力すればそれが当たり前になって自分も努力する。小学生時代から同世代の上位層にいた人たちが集まっていた私の学校はプライドが高い人が多く、そういった意味で良い環境だったと思います。

 

以前、中高一貫校が大学進学実績で優れているのは、中高一貫校に何かしらの優位点があるからだと書きました。それは上に書いたようにカリキュラムによるところが大きいのでしょうが、私個人としてはそれにプラスしてこういった周囲の環境があることではないかと思います。

 

一方、前回書きました通り高校受験をすることの強みもあります。

高校入試という大きな試験があるため、少なくとも中学3年生の時期は集中して勉強に打ち込む時期があるということが強みです。習慣は簡単に失われないものです。中3の時期に膨大に勉強することで勉強を習慣化してしまえば、何だかんだと高校に入学してからもそれが継続するものです。公立中高と中高一貫校の大学受験までの総勉強時間を比較すると、公立中高に通う方が長くなるのではないかと思います。もちろんそれは中学時代に習慣化するまで勉強に打ち込んだ人の話です。また中学生ともなると勉強時間を両親がコントロールすることが難しくなりますので、本人の資質に依る部分が大きくなってしまうことがネックです。

 

 

 

以上となります。

中高一貫校と公立中高どっちが良い、と一概に言えるものではありません。

上に書いた内容等から総合的に判断するのがよろしいかと思います。

あともう少し続きます。

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