2019年度高2河合全統共通テストの結果
更新日:2022年5月21日
こんにちはOne Bridge アカデミーです。
本日は久々に当塾の生徒の模試成績を紹介したいと思います。
とはいっても3ヶ月ほど前の結果ですので、参考程度ですね。
模試は河合塾の全統共通テスト模試です。
まずは生徒のプロフィールですが、
生徒はとてもキュートな(書けと言われました)高校3年生Aさんです。
大学受験のために、当塾では昨年から学んでいます。
上の画像は見にくいと思いますので、重要な偏差値だけ記載しますと
英語:63.6(筆記:64.5、リスニング:60.4)
数学:64.0(ⅠA:62.4、ⅡB:63.2)
国語:62.1
化学基礎:64.8
生物基礎:65.6
世界史B:69.0
倫理政経:55.0
5教科7科目:67.8
文系科目:65.2
志望校別の判定は
-国公立-
前期 一橋大学(社会学部):C
-私立-
早稲田大学(社会科学部):E
明治大学(文学部):B
慶應義塾大学(文学部):C
以上となります。
志望校はそもそも4個しか書いてませんし、志望順もめちゃめちゃです...。
以下、少し講評したいと思います。
現役生は時間が足りませんので、一般的に国立・私立のどちらか一方の合格を目標にします。
国立、特に上位の国立は共通テストで7科目、二次試験で3-5科目
私立は一般入試で3科目
もちろん大学や学部、入試方式によって異なりますが、科目数が異なります。
そのため国立は他科目をまんべんなく、私立は科目を絞って特化
する必要があります。
現役生は時間が足りませんので、国立を主眼にする場合は、私立志望の受験生ほど各科目に特化できないというわけですね。
このあたりが、「国立と私立の偏差値は比べることができない」と言われる所以です。
国立・私立の違いはまた近いうちに書きたいと思います。
さて、彼女は偏差値から国立志望と分かるかと思います。
やはり各科目まんべんなく偏差値を取れていますが、とび抜けて良い科目がありません。
それ故に、英・国・世界史を受験科目とする早稲田社学の判定はEです。
一方で、英・世界史を受験科目とする慶應文の判定はCです。
慶應文は一般受験で小論がありますので、今回は英・世界史でのみの判定です。
今回の模試の成績から見える課題はハッキリしています。
文系科目の弱さです。
文系でありながら英・国が相対的に低いですので、やはり私立の受験が難しくなっています。
副科目の勉強から主科目の勉強にシフトし、特に英・国を伸ばせば国立をねらいつつ同レベルの私立まで合格の視野に入り、安全な受験が可能になります。
英・国、特に英語を伸ばせば国立の二次試験でも極めて有利に働きます。
つまり国立・私立どちらにとっても効果的なわけですね。
現役生にとって国立志望はリスキーです。
他科目を勉強してもたった1,2回の国立の受験に受からなければ、同レベルの私立も厳しくなります。
それを分かっていながら、国立を主眼に勉強している彼女はすごいと思います。
教え子ながら、私は誇りに思っています。
学校休校期間中も、チャンスとばかりに黙々と勉強している彼女の姿を見て、何としても努力が報われてほしいと心から願っています。
がんばれ!
さて今回は共通テストを模した試験なわけですので、二次試験あるいは一般受験の指標としては微妙です。
問題の難易度も形式も、大学で受ける試験とは異なります。
次回は、彼女の記述模試の成績を紹介したいと思います。
それでは失礼します。